こんにちは!柏店中嶋です。
今回は本当のサービスとは?と
最近あった出来事を交えてブログに書きたいと思います。
少し前に、合皮の素材の新しいズボンを買いました。
ウキウキで次の日履いたものの、
何だか丈が長い。
もう少し短い方が良いと思い、
洋服のお直し専門店に丈詰めに出しに行くことにしました。
まずは過去に何度もお世話になった事がある【大手チェーン系のA店】に今回も持っていきました。
店に入るやいなや、まだ何も言ってもない、ズボンもカバンから出してもいない私に向かって店員さんが、
「今忙しい時期だから、仕上がりにお日にち頂きますよ。」と少し強めに言ってきました。
少々驚きましたが、仕方ないと思い、
「はい。それは全然構いません。」
と私は言いました。
そしてズボンを取り出した瞬間、
「丈詰めかしら?レザーは特殊だから工場に出すのでここでは直せないのよ。だから料金は3倍になるの。7600円ね。」と言われました。
まだ裾をめくって見てくれてもいないし、
何センチ丈詰めしたいとも言っていないのに。
むしろよく見てくれていないから本皮だと思っていた様子。
私のズボンは合皮だから多少布より値段が高くなるだろうなと予想していたものの、
予想より遥かに高いお直し代を言われてしまいました。
私は「少し考えます…」と言ってA店を後にしました。
その時も何も言われませんでした。
困った私は、携帯で調べて見つけた別の個人店のB店に持っていきました。
いつも困った時はA店に持っていっていたので、B店に行くのは今回初めてでした。
「このズボンの丈詰めをしたいのですが、可能でしょうか…?」
と私は恐る恐る聞きました。A店の事があったから。
するとB店の店員さん
裾をめくってよく確認して、
どの様に縫製されているのか。
糊付けされているものなのか。
今回何センチ詰めたいのか。
詰めることによって裾幅が変わってしまう為、脇も細くして縫うことになる事。
そうするとシルエットが変わってしまう事について事細かに説明してくれました。
そして難しい素材だから、リスクを考えて最低でも7センチは切らないとと言われました。
私は詰めるなら5センチと考えていたので7センチだと少し短くなるから大丈夫かな?と思って聞きました。
すると
「今試着室で着て測ってみてもいいかしら?それで決めましょう。」
と提案してくれました。
試着室で着替えさせてもらって、
7センチ折った状態を確認して、
大丈夫そうなのでお願いする事にしました。
手続きの間、私はA店での話をしました。
A店で提示された金額に驚いていました。
それはA店が、面倒な素材だから高く見積もったんじゃ無いかと、その旨も説明してくれました。
うちは本皮だとしてもそんな値段にはならない。と。
B店のお直し代は3300円。
A店の半額でした。
綺麗に仕上げたいから日にちが欲しいと言われました。
どうやら店員さんが店内でお直しする様です。
この素材は難しいけどなんとか上手くする。と言ってくれました。
塗った部分がほつれない様に、糊付けしてから更に縫うから取れない様にするね。と言ってくれました。プラスの料金はかからないわよ。と。
私は嬉しさと安心さでお任せします。と答えました。
A店とB店、値段はもちろんですが対応が全然違いました。
私がB店に到着した時間は
受付時間を過ぎていました。
でも初めていらしたんだから時間分からないわよねと笑顔で言ってくれました。
同じ値段だとしてもB店にお願いするし、
今後また何かあったらB店にお願いしようと思う事は一目瞭然。
現状をしっかり見た上で、リスクなどもきちんと説明して、寄り添ってくれる。
これは美容師の仕事でも通ずるものはあるのでは無いかと思います。
お店が忙しい事はお客様には関係無い。
この様に店名はもちろん伏せますが、
口コミや周りに共有されてしまう事だって、A店からしたら長い目を見たときにどうなるか。と言うこともわかると思います。
そんな部分が伝われば嬉しいです。
そして出来上がりの日に無事にお迎えに行きました。
私の対応をしてくれた方は他のお客様を対応していましたが、
私の顔を見るや否や、
「あら!バッチリ治せましたよ!もう大丈夫。
もし剥がれてきたらまた持ってきてちょうだいね!」と笑顔で言ってくれました。
あぁ…こういう場面で出くわすんですよね。
私もプロとしてしっかり一人一人のお客様に向き合いたい。
そんなことをとても感じさせられる出来事でした。
髪が伸びたから中嶋さんに相談しよう!
tocolasoのスタッフに会いに行こう!
なんて思って頂ける様に、これからも誠心誠意向き合いたいなと思いました!
来る2024年最後の月。
皆様に笑顔で今年を締めくくって頂きたいから。
チームtocolaso全員でお待ちしています!
中嶋でした!